日本だけ?家に上がるとき靴を脱ぐ玄関

こんにちは!残暑厳しくてフラフラなスタッフMです。
我々は、愛媛県西条市とその近隣市町村で新築一戸建てを手掛ける工務店「ケーズスタイルホーム」です!

さて、さて、先日出張でビジネスホテルに泊まりました。こじんまりとして(コンパクト)でいいですよね!
ただ、暑いので部屋に入ると靴は脱いでスリッパになる派です、私は。
それと違い、先月訪れた温泉旅館は、玄関で靴を脱ぎ部屋はもちろん館内全てスリッパでした。
この「玄関先で靴を脱ぐ」が 日本らしさ! なんだと思います。

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?そもそもなぜ日本人は靴を脱ぐの?

これには諸説ありますが、外で履いた靴によって家の中を汚したくないから、掃除が楽という点はもちろん、日本独自の気候が理由として考えられています。
梅雨という季節があるように、日本は雨が多く湿度も高いことから靴を履いたまま家に上がると畳みや床が傷んでしまうから、土足はいけない、靴は脱ぐものと習慣ができたようです。

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日本以外に家で靴を脱ぐ国はあるのか??

実はお隣の韓国も日本と同じように靴を脱ぐ家庭が多いようです。
他にも高温多湿の東南アジア、東アジアでも脱ぐ習慣があるようです。
同じくアジアである中国は、地域によって脱ぐ・脱がないの習慣が分かれるそうです。
「穢れを外から持ち込まない」という宗教的な理由から、トルコなどの中東でも靴を脱ぐそうです。
また、アラスカ、カナダ、ノルウェーなど寒い地域でも意外と靴を脱いでいるみたいですね。
(インターネット調べ)

反対に、フランスやイギリスなどヨーロッパでは人前で靴を脱ぐのは、はしたない事だと思われているそうです。
アメリカも靴を脱がないそうです。が、近年は高級木材を使用した家では家を長持ちさせるため、アメリカでも靴を脱ぐ家が増えているようです。

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靴を脱ぐ日本人。靴を脱がない欧米人。

これは玄関の設計を考える上で決定的なお互いの相違をあらわにします。

日本の家の設計者にとって玄関の設計とは
「どのように靴を脱がせるか脱いだ靴をどこにしまうか?」
など、想像以上に考えることが山盛りの世界なのです。


でも、靴を脱ぐことは「気心を許しあえること」だと思います。

玄関とは、一緒に住む方々を親密にすることができる装置なのかもしれませんね。

玄関を設計する際は、靴を脱ぐことの意味を理解したうえでそれをどのようなカタチに落ち着かせるか考えなければなりません。

良いことがあった時
悲しいことがあった時
嫌なことがあった時

どんな時でもどんな自分でも迎えてくれる玄関。

家族が待つ家の玄関なのでドアの向きや種類、たたきの形、下駄箱の位置やサイズなど1つ1つをこだわってみるのも新たなライフスタイルが創れるかもしれないですね。

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設計時に玄関や下駄箱に関するご要望もどんどんお伝えください。

それより、まずは個別相談。家を建てようかなって思ったらまずお越しください。

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